CT検査
CTとは
CT(Computed Tomography)はコンピュータ断層撮影法の略であり、CT検査はX線を用いて身体の断面を撮影する検査です。
様々な病巣を発見することに優れ、特に心臓、大動脈、気管支・肺などの胸部、肝臓、腎臓、膵臓などの腹部の病変に関しては、優れた描出能が知られています。
腹部・骨盤CT
- 腹痛、背部痛の原因検索の助けになります。
- 消化器系の肝臓、胆管、膵臓などの腫瘍。
- 泌尿器系の腎臓、尿管、膀胱などの腫瘍、結石。
- 婦人科系の子宮、卵巣の腫瘍。
- 循環器系の大動脈瘤などの疾患。
胸部CT
- 肺癌、肺炎、縦郭腫瘍など呼吸器系の病気。
- 肋骨骨折など整形系の病気にも対応可能です。
頭部CT
- 脳梗塞、脳出血、脳腫瘍など様々な脳の疾患の診断に役立ちます。
- 脳の構造を見ることで脳の萎縮の有無などを確認でき、認知症の正確な診断に大きく貢献します。
内臓脂肪測定
- 内臓脂肪型肥満に、糖尿病、高血圧、高脂血症の危険因子を2つ以上持つ状態をメタボリック症候群といいます。
- 日本でのメタボリック症候群の診断基準の一つとして「内臓脂肪の面積が100?以上」があります。
- 腹部CTでおへその断面を一枚撮影し、解析ソフトから体脂肪面積を測定します。皮下脂肪面積、内臓脂肪面積の測定ができ、結果をレポートとしてお渡し致します。
胸部レントゲン検査
胸部単純X線撮影で骨陰影低減画像を表示する「胸部アドバンス処理」を搭載
胸部正面像から肋骨・鎖骨のパターンを検出し骨陰影を低減する技術と、胸部読影用に特化した白黒反転処理との組合せた本機能により、肺野内の肋骨・鎖骨に重なる病変や縦隔部、心臓、横隔膜下にある病変の存在を確認しやすくなることが期待できます。
簡単に言うと、骨に隠れた肺や縦郭の病変が見出しやすくなります。
肺癌・縦郭の病気の発見率が上がります。