Department of Rehabilitation

肛門内科

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肛門内科

肛門の病気の種類

痔核(いぼ痔)

肛門に負担がかかると、内肛門括約筋と肛門の粘膜の間にある組織(毛細血管などが集中するクッション部分)がうっ血して血行障害が起こり、
その部分が痔核(いぼ痔)となってしまうのです。

いきみや肛門部への過度の刺激、負担により、直腸や肛門付近の毛細血管がうっ血し、部分的に腫れることが原因。いぼのような腫れができる。
部位により「内痔核」と「外痔核」がある。

裂肛(切れ痔)

硬くなった便を排泄するときに肛門の外壁を傷つけることが原因。肛門の上皮部分が切れたり裂けたりするため、出血がある。
排便時や排便後にもズキズキとした痛みを感じることがある。痛みのために便意を我慢すると、ますます便が硬くなる悪循環に陥りやすい。

痔ろう

歯状線のくぼみ部分(肛門腺)に細菌が入り、炎症・化膿して中で膿がたまることが原因。膿の通り道(トンネル)ができ、化膿を繰り返す。
治療には手術が必要になるため、早めの受診が必要。

痔の予防

排便の改善

  • 排便は3~5分かけて(無理ないきみは肛門に負担がかかり、うっ血の原因となる)
  • 排便を我慢しすぎない(直腸が便の水分をどんどん吸収し、硬くなっていくため)
  • 排便後にはしっかりと洗浄し、常に肛門を清潔に保つ

食生活の管理

排便のリズムを整えるためにも、適切な食生活を心がけましょう。

  • 朝食をきちんととる(朝食の後は便意が起こりやすいため)
  • 水分を十分にとる
  • 食物繊維を多く含んだ野菜や海草類、乳酸菌・ビフィズス菌などを多くとる(便秘や下痢を防ぐため)
  • 刺激物は控えめに(下痢を起こしやすく、肛門を刺激しやすいため)
  • 飲酒はほどほどに(過剰なアルコールは下痢や肛門部のうっ血の原因になる。

ライフスタイルを整える

痔を予防するのはもちろん、症状を悪化させないためにも、正しい生活習慣を身につけましょう。

  • 肛門を清潔に保つために、また、冷えを予防するためにも毎日の入浴を
  • 座りっぱなし、立ちっぱなしにならないよう、適宜、姿勢を変えることを心がける
  • 腸の働きをよくし、血行を促すため、軽い運動、ストレッチなどを日課に
  • ストレスや疲労をためないようにする

女性患者さんへの配慮

細野医院では肛門内科だけではなく、内科、外科、胃腸内科、内視鏡内科など他の科も標榜(対応)しています。
よって、どのような病気で来院されたか、他の患者さんへ分かる事はありません。
気になる肛門の病気も、他の科の診察と合わせて相談可能です。

問診票へ記入していただくか、直接医師に病状をお伝えください。

  • 肛門の診察介助や大腸カメラ検査介助の時も女性看護師が対応いたします。

  • 事前の恥ずかしい問診(予診)を省くことが可能です。
    便や肛門のことでお困りの女性患者さんに対し、受付に備え付けのカードを用意しております。
    受付にそのカードを提出していただければ、便や肛門についての専用の問診票にて受診前の問診(予診)を省くことが可能です。

  • 個室の診察室で診察いたします。
    カーテンなどで診察に関係のない医療従事者にも見えないよう配慮しています。
    おしり全体を出さなくて大腸カメラ検査が可能です。大腸検査前にはスリットの入ったズボンに履き替えていただきます。

  • 経験豊富な大腸肛門病の専門医が2名在籍しています。

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